オルビスユーは30代からのエイジングケアが可能なアイテムですが、40代にも人気ですよね。
では50代は? 50代でオルビスユーというのはさすがに厳しいでしょうか?
ここで注目したいのが「セラム」です。
セラムには、基本の洗顔、保湿液、化粧水だけでは物足りない保湿力を補ってくれる働きが期待されています。
セラムを取り入れれば、50代でもオルビスユーを使って満足できるのでは?
さっそく検証してみましょう!
50代に効果なし?オルビスユー化粧水の悪い口コミ
50代になると、たるみやシワの悩みが中心になります。メインターゲットが30代のオルビスユーではちょっと厳しいでしょうか?
オルビスユーの化粧水を実際に試してみた50代の方の口コミの中から、「効果を感じられなかった」という悪い口コミをピックアップしてみました。
以下は@コスメさんからの引用になります。
「浸透しない。しっとりというよりべったりで、肌の上で溜まっているかんじです」
「肌にのせても グングン吸い込む感はなく いつまでもビチャビチャ。10分経過したら ベタベタしていて。保湿するというより 表面を覆うだけと言う感想です」
「毛穴が気になってオルビスに行ってすすめられたのですが、毛穴の開きにも効果なし」
浸透しない…というのはちょっと残念ですね。毛穴の効果も実感できなかったという声も。
これが50代以降のリアルな現実ということでしょうか。
オルビスユー化粧水を高評価する50代も!
同じくオルビスユーの化粧水を実際に試してみた50代の方の口コミの中から、今度は「効果を感じられた」「使用感が良かった」という良い口コミをピックアップしてみました。
以下は@コスメさんからの引用になります。
「肌表面でベタつくようなことはなく、肌なじみがとても良いです。仕上げに5秒のハンドプレスをするとしっとりして、もっちりとしたハリを感じました」
「私はすごい乾燥肌なのでつけた瞬間しっとりしていて、感動。トロっとした液体が馴染みます。化粧ノリもよかったです。これがエイジングケア化粧水の底力なのかな」
「化粧水は合わないとヒリヒリしやすいのですが、これはとても優しくて刺激がないのもいいです」
「すごくベーシックで余計な効果もない代わりに。代価分の仕事はしっかりやります、といった感じかな。他の効果を求めるならば美容液や乳液で補えばいいか」
肌なじみがよく、ハリを感じられたという意見。そして、低刺激である点も評価されていました。リアルな意見としては、可もなく不可もなくだけど、こんなもんじゃないの?という反応も。
効果が足りない分は補えばいい、というのはその通りですね。
なおオルビスユーを使ってみた40代の方の意見についてはこちらで詳しく取り上げられています。40代ならどっち?【口コミ検証】オルビスユードットとどこが違うのか
50代の肌悩みには合わない?オルビスユーの年齢層とは
ここで、オルビスユーと年齢にともなう肌悩みの関係について、客観的に整理してみましょう。
肌の状態は年齢とともに変化し、これにともない肌悩みも変化していきます。オルビスユーはどの年齢層に肌悩みに一番マッチしているのでしょうか?
まず年代別の肌悩みを集計した興味深い調査結果を引用します※
▼20代の肌悩み
- 毛穴の開き・詰まり(31.4%)
- にきび・にきび跡(31.2%)
- シミ(19.3%)
▼30代の肌悩み
- シミ(21.9%)
- たるみ(15.8%)
- 毛穴の開き・詰まり(15.1%)
▼40代の肌悩み
- たるみ(36.1%)
- しわ(29.4%)
- シミ(21.8%)
▼50代の肌悩み
- たるみ(49.2%)
- しわ(32.8%)
- シミ(19.7%)
※「年代別の肌悩み(10~50代女性) アンケート調査結果」
(https://womanslabo.com/marketing-20170914-2)
このように20代では、毛穴やニキビの悩みが中心です。
これに対して40代、50代では、たるみ・シワが悩みの中心に変化します。この2つは20代には見られないものです。
興味深いのは30代で、優先順位は下がってはいるものの、20代に見られた毛穴の悩みは健在です。また、40代以降の肌悩みにも出てくる「たるみ」が登場しています。「たるみ」は30代の肌悩みに現れて以降、40代、50代と年齢を重ねるにつれて悩みを訴える人の割合が増えていくのが特長です。
40代以降で問題になるシワに関しては、30代ではそこまで問題になっていないようです。
もしオルビスユーが30代の肌悩みにアプローチするために作らえた化粧品なら、50代が使った場合は、特にシワ対策などで物足りなくなる可能性があることが分かりますね。
オルビスユーはもともと30代用だった?
オルビスユーは「油分を含まない」という独自のコンセプトを掲げたシリーズでした。
油分を含まないということは、皮脂の過剰分泌による毛穴の開きやニキビ予防にとても良さそうですよね。
ただ、油分でフタができないとなると、乾燥がちょっと心配です。
この点は、「水ワセリン」と呼ばれる、水ベースの高保湿の成分が配合されているので大丈夫。化粧水のテキスチャーはトロっとした濃厚タイプですが、肌につけるとさらさらとしてきます。この独特の感触は"トロパシャ"と表現されます。
洗顔はクレイタイプでモコモコの泡が特長。洗浄力はそこそこあるので、肌がデリケートな人は刺激を感じる可能性があります。
モイスチャー(保湿液)は、肌のツヤづくりを重視しており、かなりの高保湿。肌の印象は頬で決まるという観点から、頬の潤いキープにはかなり力が入っていますが、賛否両論があります。
潤うから最高!という人もいれば、テカる、べたつく、という声も…。
いずれにしても、オイルフリーでありながら、かなりの高保湿を狙ったエイジングケアアイテムがオルビスユーだといえます。
40代、50代はオルビスユーを使えるのか?
オルビスユーに関して、もっとも熱心に議論されているのは、「40代以降も使えるのか」という問題ではないでしょうか。
というのも、オルビスユーのキャッチフレーズに『30代からの分岐点エイジングケア』というものがあり、30歳前後の人をメインターゲットとしていると読み取れるからです。
「分岐点を過ぎてしまった40代には合わないのか?」
「私は50代だけど、使ってみたいのだが…」
という声が非常に多く、実際には幅広い年齢層の人に愛用されているようです。
とはいえ、もともと30代を対象とした化粧品を、40代、50代で使うとなれば、「浸透しない」「保湿が物足りない」となっても不思議はありません。
オルビスユーはシンプルケアが特長なので、肌のたるみや深いシワといった、深刻なエイジングサインへの効果は実はあまり期待できないというのもあります。
なので、40代以降でオルビスユーを使うのは、賭けのようなものでした。
しかし、ここにお助けアイテムが登場します。それは「セラム」です。セラムを使えば、50代の肌にもオルビスユーが合う可能性があります。
オルビスユー セラムに効果なしって本当?
オルビスユーの基本アイテムはウォッシュ、ローション、モイスチャーですが、これと組み合わせて使える新しいアイテムが「セラム」です。
オルビスユーのローションは浸透力にすぐれた高保湿が特長ですが、肌質によっては乾燥するという人もいます。
それはひょっとすると化粧水を浸透させる肌の力が衰えているせいなのかもしれません。
年齢を重ね、化粧水が浸透しにくくなった肌の浸透力を高めてくれるのがセラム(先行型美容液)の役割です。
オルビスユー セラムの効果は、ひとことで言うと水分保持能力の向上です。
オルビスユーは肌内の水分を循環させる働きを持つ植物由来成分(キーポリンブースターと呼ばれています)を配合し、保湿が売りになっていました。
先行型美容液を併用すれば、さらに乾燥しらずの肌になれるということなのでしょう。
朝、スキンケアを行った直後の肌の潤いには満足できても、時間が経つにつれて乾燥していく、という経験はありませんか?
私はあります! というかいつもそうですw
だいたい夕方ごろになれば乾燥でファンデーションが浮き、粉をふいてきます。そして、一番嫌なのがファンデが毛穴に落ちて見るも無残な肌に成り下がること!
朝の肌がずっと続いてくれればいいのに、と常々思っていました。
ポーラの研究によれば、ローションのみの場合に比べ、セラム+ローションを併用した場合には、8時間後の水分保持率が約1.7倍に向上するそうです。
オルビスユーを愛用している方であれば、セラムを導入して肌の潤いをさらにアップさせたいところです。
問題は、肌の水分量アップが理論通りにいくのかどうか、体感できるかどうかですよね。
オルビスユー セラムの悪い口コミ
オルビスユーセラムを実際に試した人の口コミをチェックしてみたところ、ちょっと気まずい?ことに悪い評価がけっこうありました。
といっても肌が荒れるといか、香りが悪いとか、積極的に悪い部分があるというわけではなく、良い部分がピンとこないという感じ。
可もなく不可もなく、使っても使わなくてもそこまで変わらないのでは?という意見なんです(うーん、手厳しい!)。
アットコスメさんのオルビスユーセラムのレビューの中から気になったコメントを引用してみましょう。
『正に、可もなく不可もなくといった感じ。特別良いわけじゃないんですが、悪いところも全く見つからない』
『使わないよりは、良いのかな? な感じで、邪魔はしないので、使いきりはしました。リピートは今のところないです』
『他の導入美容液を使っていますが、比べると、オルビスのものは化粧水の浸透がそれほどよくならず、使わなくてもいいかなという使用感でした』
『ある程度の効果はあるかもしれませんが、お値段のわりにコストパフォーマンスがよくないので3回目のリピ買いは悩むところ』
『ただ凄くいい!ってこともなくまぁいいかなくらいです。ただ肌荒れとかもなく、肌が少し綺麗になった気がする』
効果はあった!オルビスユー セラムの良い口コミ
最初に悪い口コミばかりを取り上げてみましたが、それだとちょっと意地悪ですよね。
実際には良い口コミもたくさんあります。次に、効果を実感できた人の口コミを引用してみましょう。
『オルビスユーローションはとろみのあるテクスチャーで馴染ませるのに時間がかかりますが、このセラムを入れると格段に浸透力が上がる』
『この商品を使う使わないで翌朝の肌が全然違います』
『こちらを使うと肌の潤いが変わります。化粧水の浸透も良くなり、とにかくずーっとお肌が潤い、モチモチしている感じ』
『このセラムを使用してから化粧水を使用すると、ぐんぐん化粧水が肌に取り込まれて馴染んでくれる感覚があります』
『肌の乾燥が気になっていましたが化粧水と乳液にプラスしただけで肌の調子がよくなりました』
このようにオルビスユー セラムを使ったことで肌が潤った、調子が良くなったという人もたくさんいらっしゃいます。
これは想像ですが、もともと肌の乾燥が気になっていた人ほど、肌のちょっとした変化に気づいて「効果がある!」と評価したのではないでしょうか。
反対に、セラムなしでもそこそこ潤っていた人、まだまだ肌が若い人は、使っても使わなくても違いがないように感じた可能性があります。
いずれにしてもオルビスユー セラムは劇的な保湿力を持つアイテムではないといえるでしょう。あくまでも引き立て役であり、主役は化粧水になってくるのかなと思いました。
良くも悪くも「控え目」なアイテムといえるでしょう。悪い口コミを見ても、積極的に悪いところがあるわけではないので、使って困るということはなさそうですね。
なので優先順位は化粧水なんかよりも低くなるでしょう。オルビスユーの化粧水を使っていないのにセラムだけ使うというのはちょっと考えられないかな。
オルビスユーの化粧水が気に入っている人が、プラスαの浸透力を期待して付け足すもの、という位置づけでしょう。
50代がオルビスユーを使うときの注意点
オルビスユーは肌に潤いを与えてくれるので、水分量が増えることによる肌のハリの回復を期待できそうです。
肌のハリを保つことで、たるみの予防にはつながると思われますが、たるみを改善する成分が入っているわけではないので、本格的なたるみ改善となると難しいのではないでしょうか。
最後に、50代以降の肌悩みの中でも重要なシワについては、乾燥小じわまでは対策できても、深いシワに対してはやはり改善は難しそうです。オルビスユーには深いシワにアプローチする成分は特に配合されていないからです。
50代がオルビスユーに期待できるスキンケアの効果については次のように言えるでしょう。
50代であっても、30代の肌に見られるような毛穴の開きや詰まりが気になっている人には、オルビスユーはとても良いでしょう。
また、30代にも50代にも共通して見られる肌悩みである「たるみ」が気になっている人に対しては、ある程度の予防の働きが期待できそうです。
ただし、ひとくちに「たるみ」といっても、そこには程度の問題があります。
30代の肌は、たるみの前兆が現れているくらいですから、少しだけサポートしてあげれば肌自身の力で回復を期待できます。
これに対して50代のたるみは、前兆の段階を通り越して本格的なたるみに発展しているケースが多いはず。こうなると、肌を少しだけサポートするだけでは足りず、本格的なエイジングケアの成分を肌に与える必要がありそうです。
特に、深いシワに関してはオルビスユーによる改善は期待できないため、別の対策が必要です。
口コミにもあった通り、50代でもオルビスユーを基本のスキンケアに使うのはありですが、足りない分を美容液などで補うなどひと工夫したいところですね。